ルガノ市への転入登録

英語にするとツーリスト向けのサイトに遷移するという優しい仕様である…
英語にするとツーリスト向けのサイトに遷移するという優しい仕様である…

カントンへの登録つまり滞在許可にだけ頭がいっぱいになっていてルガノ市(Città di Lugano)での手続きをしていなかったのであわてて行ってきた(Webでは「8日以内に手続きするように」と書いてあるが後の祭である)。それにしてもイタリア語しかまともなコンテンツがないのはなんとかならんのか…。いわゆる中心部に「PuntoCittà」というサービスセンターがあり、そこに必要書類を持って行けば良いようだ。必要書類とは: “ルガノ市への転入登録”の続きを読む

 

滞在許可証のためベッリンツォーナに行ってきた

市街地からモンテベッロ城を望む
市街地からモンテベッロ城に続く城壁を望む

昨日の記事の通り体調が万全ではないが、滞在許可証発行に必要な登録申請のため少々無理してベッリンツォーナまで行ってきた。というのも、許可証がないと信用されず何もできず困っていた(10月3日に申請手続きは行ったのだがその後パスポートをもっかい出せと言われるなど謎の遅延が発生していた)ところに、ようやくお役所から、「この手紙が来てから10日以内にアポイントを取って参上せよ」というお達しが来たからである。ベッリンツォーナはティチーノ州の州都で、古代から地勢上の重要拠点とされ、世界遺産である「ベッリンツォーナ旧市街の3つの城と防壁・城壁群」で知られる古都である。 “滞在許可証のためベッリンツォーナに行ってきた”の続きを読む

 

スイスで病気になったらどうなるか

161116体力には自信があるのだが、週末から体調を崩してしまい静養中である。在外研究の先輩がたからは、「海外で病気になったときは日本の薬を飲んでひたすら寝るしかない」などのアドバイスをいただいていたが、下痢と嘔吐でそんなことはできない状態で、明らかに体力が奪われている。
そもそも、スイスで日本の健康保険が使えるかどうかは分からないし、たぶん使えないのだろう。幸い、駐在向け旅行保険に加入していたのでフル活用した(クレジットカード付帯の保険は期間で制限がある)。手順は以下の通り: “スイスで病気になったらどうなるか”の続きを読む

 

MySQLの一般ユーザでトリガ:log_bin_trust_function_creators

Maharaのアップグレードができないのでログを見てみると

 [DBG] db (lib/dml.php:157) mysqli error: [1419: You do not have the SUPER privilege and binary logging is enabled (you *might* want to use the less safe log_bin_trust_function_creators variable)] in EXECUTE("CREATE TRIGGER "testtrigger" BEFORE INSERT ON "testtable" FOR EACH ROW BEGIN END;")

と、maharaユーザでトリガの権限がないとのことのようだ。バイナリロギングを明示的に有効にしたかどうかは忘れたのだがたしかに出力されている。ということなので log_bin_trust_function_creators 変数を設定すれば良い。 “MySQLの一般ユーザでトリガ:log_bin_trust_function_creators”の続きを読む

 

スイスへの国際小包(SAL編)

(引越しの)荷物をスイスに限らず国外に送付するには、税関というハードルがある。つまり、荷物が商売目的、たとえば個人輸入ではないということを明らかにする必要がある。そのためには、何をどれだけ送付するか、また送付品の価格を(中古品はそれなりの価格で記入すればよい)すべて明示しなければならない。「食料品」とか「衣料品」ではNGで、しかもフランス語か英語限定。つまり、「used jacket」「used books」という風に記入する必要がある。面倒なことこの上ない。 “スイスへの国際小包(SAL編)”の続きを読む

 

ソケット番号がおかしい?

まずはネット環境を整えねばならない。プロバイダはSwisscom。日本で言うところのNTTのようなものである。申し込みはWebで完結し、ほぼ日本と変わりない。住所を入力するとファイバーがあるかどうかまで判定するシステムまで同じである。今回は、Internet 250というサービスをオーダーしたのだが、直後に「Please give us a Call / ケース番号○○○」というメールが来た。

申し込みの時に自分の番号ではなく、アパートの管理会社の電話番号を入力しサブミットしたから悪かったかなと思い、恐る恐る電話をしたら、光ファイバーソケットに割り振られている一意な番号をもっかい言って欲しいとのことのようだ。

光ファイバの終端装置とハブを兼ねている?
光ファイバの終端装置とハブを兼ねている?

Swisscomは4言語に対応しているが、英語がドイツ語なまりであった、もちろんあちらにしても、こっちのJapanese Englishは聴きづらかったに違いない。おまけに、こちらが正しいと思われるソケット番号を言わないのだから、発音が悪いのか、それとも間違いなのか分からなかっただろう。こちらとしても、貼られているラベルに間違いがあるなんて思いもしないわけで、何が悪いのか皆目分からなかった。

ところが何度やり取りしても、あちらのシステム上の番号とこちらのソケットに物理的に貼られているラベルの番号が食い違うらしい。このせいでInternet 250のオーダーはペンディングになっているそうだ。こっちは何も悪くないはずなのに…。コンタクトセンター内で数度たらい回しにされ、それらしい担当者につながったが、この人も分からないと言う。それに「明日は私休みなんで金曜日にもっかい電話します」なんて呆れたことを言う。結局金曜日に電話はなく、コンタクトセンターにWebで問い合わせた。さあどうなるか…。

 

8はインフィニティ :)

突然ThinkPad X1 Carbonが起動しなくなってしまった。幸いデータはすべてNASなどに保存しているためダメージはない。しかし文鎮になるのは問題なので、修理を依頼しようとこちらのコンタクトセンターで電話することにした。私のThinkPadは幸い保証期間内で、IWSハードウェア国際保証サービスが付帯していたため、海外でサポートを受けることができた。これだけでもThinkPadを選んだ意味があるというものだ。

ただ、例によって一筋縄では行かなかった。まずシリアル番号を何度言っても「Wrong」「Not correct」とフランス語なまりの英語で返される。特に「L」はさいごまで認識してもらえなかった。ちょっと笑ってしまったのが、日本と同様、文字列の復唱に「ローマのR」「イタリアのI」などと一文字ずつ確認するのだが、「8」について「eight, infinity」と返されたことだ。これには受けてしまった。

このようなやり取りを経て、まずはバッテリー切り離しリセットをするよう指導を受けた。しかし、トラディショナルなThinkPadとは違い、X1 Carbonは内蔵バッテリーのみである。サポート嬢曰く、リセットスイッチというものがあり、10秒押すとバッテリー切り離しと同じになるそうだ。今回はこれで解決した。

 

滞在許可への道

このような滞在許可発行確認書を持って出国した
このような滞在許可発行確認書を持って出国した

スイスに日本人が90日以上滞在するには何が必要かというと、ビザではない。何が特別なのかは分からないが、日本とスイスの間には特別な取り決めがあり「滞在許可」で良いとのことである。

ただし、ここからがやっかいである。基本的にイミグレについて大使館つまり連邦政府は何もしない。住むことになるカントン(私の場合はティチーノ州)のイミグレと「直接」連絡を取り、日本にいる間に「滞在許可発行確約書」なる書類を出してもらう必要があるとのこと。これには3つのハードルがある。

  1. ホストとカントンのイミグレが日本とスイスの取り決めを理解していない
    ホストのUSI側からは「Long Stay D」だと何度も言われたが冷静に「Could you point out specific web page that I should apply visa?」などと怪しい英語で問い詰めれば解決した。イミグレとは直接やり取りしていないので分からないが、どうやら何度もやりあってもらったようで、「担当者による」とのことである。数度の「Visaいる」「いらん」の攻防の後、イミグレ担当者が本部に問い合わせてくれて解決したようだ。
  2. イミグレのWebサイトがイタリア語だけ
    ルガノはイタリア語圏で、当然カントンの公用語もイタリア語である。私はあいさつ程度なら分かるが、それ以上は全く分からない。WebサイトをGoogle翻訳しても意味不明になるだけである。実は受入先研究室がこのWebサイトのユーザビリティ調査を行ったそうだがもちろん「良くない」となった。今回は受入機関であるUSIを通じて手続きを行ってもらったのでこの問題は回避できた。
  3. アポスティーユの取得などの手続き
    ビザの場合、戸籍謄本、犯罪経歴証明書、パスポートのコピー、CVを求められるが、上述した通りイタリア語圏なので必要な書類もイタリア語にする必要がある。戸籍謄本と犯罪経歴証明書を翻訳すると「公文書」が「私文書」になってしまうため、それらのチェーンを含めてアポスティーユを取得することになる。
    アポスティーユとはその文書が正当なものかどうかを証明するもので、条約を結んでいる国家間では領事による証明を不要とする簡略化された取り決めで、手続きじたいは素人にもできなくはないが、限られた時間で準備を行っている場合には現実的ではない。今回は「アポスティーユ申請代行サービス」にお願いした。一方、上述した通り私が申請したのはビザではなく滞在許可であり、結局犯罪経歴証明書は不要となった。今回、戸籍謄本とその翻訳のチェーンにアポスティーユを取得したのだが、ティチーノのイミグレは「原本にアポスティーユがない」と意味不明なことを言ってきて、アポスティーユを再度取得することになった。大雨の日に福知山市役所に戸籍謄本を取るため車を走らせたのも良い思い出になりつつある。

これらの手続きが完了したとのメールを受け取ったのが9月23日、滞在許可発行確認書のコピーを受け取ったのが9月27日とギリギリのタイミングであった。滞在許可とビザの大きな違いは、大使館に取りに行かなくても良いことであり、この確認書のコピーを持って出国するだけで良かった。出国時のチェックインカウンターで、これからスイスに滞在すること、ビザは不要でこの確認書で十分なことの説明が必須であった。一方、ミラノのパスポートコントロールではスルーであった。何のために気を揉んだのか…。結局「日本のパスポートは強い」ということがあらためて分かった。